睡眠の質をあげる扇風機・サーキュレーター活用術

睡眠の質をあげる扇風機・サーキュレーター活用術

ムシムシする真夏の夜、エアコン付けているのに暑い・・・

「エアコンつけっぱなしは乾燥するし、切ると蒸し暑い」

そんなジレンマを抱えていませんか?

筑波大学 柳沢正史教授 は、
最適な睡眠環境を室温23〜25℃・湿度40〜60%
と明快に提唱しています。

そこで鍵になるのが扇風機&サーキュレーター
僕が実践している“風”の活用術を3ステップでお届けします。


STEP1:風向き——「直接当てない」だけで体感−2℃

  • ベッド脇に置き、羽根を45°上向きにして天井へ当てる
  • もしくは足元→頭方向へ送風し、空気をゆるく循環

風が直接肌に当たると深部体温の自然な低下リズムを邪魔してしまいます。

“間接的に風を送る”が鉄則。

STEP2:運転時間——固定の90分タイマーより“自分の眠り”に合わせる

睡眠周期は人によって60〜180分と幅広いのが例年の通説となっています。
▼目安
・寝室が熱ごもりしやすい → 入眠〜1サイクル(目標90〜120分)稼働
・エアコン併用で室温安定 → 入眠後30〜60分でOFF
エアコンは除湿24〜26℃固定、扇風機で“風の体感−2℃”をプラスするイメージです。

STEP3:音——40dB以下の“弱連続風”でホワイトノイズ効果

図書館レベル(30〜40dB)の連続した風切り音は、外からの突発音をマスキング。
DCモーター搭載機種なら静音性と省エネを両立できます。


+α:寝具で湿度を制す!ウールがおすすめ

寝汗は一晩でコップ1杯。羊毛は綿の約2倍の吸湿力を持ち、湿度を40〜60%に調律してくれます。僕も愛用しているウールベッドパッドは丸洗いOKだから、汗ばむ季節でも手入れラク。



まとめ:風を味方に睡眠の質をあげませんか?

✔ 風は間接的に撹拌
✔ 運転時間は自分の睡眠リズムに合わせる
静音性を重視してホワイトノイズに
ウール寝具で湿度40〜60%を維持

これだけで、寝苦しい夜も室温23〜25℃・湿度40〜60%の“柳沢ゾーン”に近づきます。今夜さっそく試して、明日の目覚めをアップデートしてみてください。


参考文献
・筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)
・Journal of Physiological Anthropology, 2018
・日本繊維学会誌「睡眠と寝具の快適性」
・S'UIMIN「柳沢正史も実践する睡眠によい家や寝室環境の作り方」
(記事内の研究・数値は上記をもとに執筆)

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