冬時期になると、メンタル落ち込みやすくなっていませんか? それ、睡眠から対策のアプローチはいかがでしょうか?
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冬になると、理由はうまく言えないのに「気分が沈む」「やる気が出ない」。
それ、あなたの根性不足ではなく、季節×睡眠リズムの影響が重なっているだけ…
かもしれません。
結論:冬の落ち込みは「睡眠の土台」を整えると、回復のきっかけが作れます。
冬に気分が落ちやすいのは、睡眠が“冬仕様”にズレるから

冬は日照時間が短く、朝の光を浴びる量が減りやすいです。すると体内時計がズレて、眠気の出る時間・集中できる時間が乱れやすくなります。
さらに、寒さで活動量が下がったり、年末年始で生活リズムが崩れたり、
夜にスマホ時間が伸びたり…。小さなズレの積み重ねが「気分の底」を作ることがあります。
当てはまるほど“睡眠から立て直し”が効きやすい
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朝起きる時間が日によって1時間以上ズレる
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起きてから1時間、光(外の明るさ)を浴びていない
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布団に入ってからスマホを見がち
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休日に寝だめして、月曜がつらい
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夜、考えごとが止まらず寝つきが悪い
3つ以上なら、次の「3ステップ」を3日だけ試してください。
3日なら続けやすく、変化にも気づきやすいです。
冬の落ち込みに効きやすい「睡眠からの3ステップ」

ステップ1:起床時刻を“固定”して、朝の光を取りに行く
冬の鍵は「夜を早める」より朝を固定すること。起きる時刻を先に決めると、体内時計が整いやすくなります。
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起床時刻:平日も休日も、ズレは最大30〜60分まで
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光:起床後30分以内に、窓際でもOK。できれば外で5〜15分
30秒でできる一歩:カーテンを開けて、窓の近くで深呼吸を3回。まずはこれだけで十分です。もし外に出られないなら、窓際で顔だけ光に向けて3分。
ステップ2:夜は「脳のスイッチ」を切る(スマホは“デフォルトで”遠ざける)
気分が沈む時ほど、夜に考えごとが増えがち。
ここで大事なのは、気合いで止めるより環境で止まる設計です。
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スマホの置き場所をデフォルト変更:寝室の外で充電(最強)
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難しい日は代替案:ベッドから2m以上離す/画面を白黒にする
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切り替え合図:寝る60〜90分前に入浴(ぬるめ〜普通でOK)
もし寝る前に考えごとが始まったら、メモに3行だけ書いて“明日の自分に預ける”
ステップ3:寝室を“冬に最適化”する(快眠はテクニックより環境)
冬は冷えで眠りが浅くなることがあります。ポイントは「布団の中は暖かい、部屋は暑すぎない」
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温度:寒いなら寝る前に部屋を温め、就寝後は冷えすぎない程度に
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足先:冷える人は靴下より、レッグウォーマーや湯たんぽの方が合うことも
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カフェイン:午後遅め(目安:夕方以降)を避けるだけでも変化が出やすい
選択肢は増やしすぎないのがコツ。まずは「朝の光」「スマホ距離」「冷え対策」の3点だけでOKです。
それでも寝つけない夜のために
布団の中で粘るほど、脳が「ベッド=考える場所」と覚えやすいです。
目安として20分前後、眠れないと感じたら一度起きましょう。
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明るすぎない場所で、静かなこと(ストレッチ・呼吸・紙の本など)
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眠気が戻ったら布団へ
「ちゃんと寝なきゃ」と焦る日は、まず“横になるだけでも回復”と考えてOKです。
受診や相談も“立派な睡眠対策”です
冬の気分の落ち込みが2週間以上つづく/日中の強い眠気がある/いびき・呼吸停止が疑われる/つらさが強い(希死念慮がある等)場合は、医療機関や専門家に相談してください。睡眠の問題が背景にあると、対策の選択肢が増えることがあります。
今日からの実行プラン(3日だけでOK)
- Day1:起きたらカーテンを開ける(30秒)
- Day2:スマホをベッドから2m離す(できれば寝室外)
- Day3:足先の冷え対策を1つ追加(湯たんぽ等)
3日やって「少しマシ」が出たら、あなたの体はちゃんと反応しています。そこから微調整していきましょう。